自分の桜

今週のお題「桜」
毎年この時期になると、シンガーソングライターのさだまさしの『自分の桜』の話を思い出します。

まっさん曰く「毎年毎年必ず桜が咲く頃に花見をする桜の木があって、それを『自分の桜』としている。まず『また来たよ』と挨拶する。そして、昨年の事を振り返って桜に報告したり、静かに酒を飲んだりして過ごす。そして最後に「また来年」と挨拶して別れる」んだとか。
そんなに人の多いところじゃないそうで、どんちゃん騒ぎも無し。
どんなに忙しくても毎年この桜に会いに行くことをし続けていてそんな関係がもう十年以上になるそうな。


このエピソードを聴いたその翌年から毎年僕も真似し始めて、今年で7年目になります。
その間に僕も成人して、道すがら缶酎ハイなぞ買うようにもなりました。
今日はその自分の桜に会って、まだ絵を描いてるよーとかもう一年大学生することになったよーとかそんな事を心のなかで語りかけつつちびちび飲んできました。


時間にしておよそ30分くらいだけれど、昨年一年が自分の中でどういった一年で、その間に自分がどういうふうに成長して、どういう風なことを反省すべきなのかを今一度見直させてくれた貴重な時間でした。
長くて面白みのない話を飽きず急かさず聴いてくれている存在って大切だなぁとしみじみ思う。
そして心機一転、新年度が始まったな、という感じがします。


とりあえず例大祭は参加の方針ですが、何を持って行こうかまだ考え中です。
『明日も太陽が〜』の増補版になるか、全く新しい一冊を描き下ろすか。
何にしても今描いてるゲスト原稿終わらせないことには……


そういえば4月10日はさだまさしの誕生日なんですよね。
めでたい。