冬コミのお話と新刊レビュー

お陰様で冬コミ新刊出ます。

だいぶご無沙汰でした。
編集中の下書きに【紅楼夢お疲れ様でした】ってタイトルの記事がありましたが観なかったことにしました。

さて、この冬のコミックマーケットですが、
今回、弊サークルは残念ながらコミックマーケット85にスペースを頂くことが出来ませんでした。
でも、新刊があります。

寅丸星ナズーリン空白の千年合同 ふたりぼっち】
タイトルで大体の内容が伺えるのが良いですね。
特設はこちらから


寅丸星ナズーリン 空白の千年合同「ふたりぼっち」
 頒布イベント:2013/12/30 コミックマーケット85
 頒布スペース:2日目 ト-58a「オリビア(鳩里もいます)
       :2日目 ハ-17a「たけしばと不思議な仲間達」
       :2日目 パ-14b「劇団文七」
       :2日目 パ-28b「unlockerfield」
       :2日目 プ-55b「Early Daze」
 仕様:B6サイズ2段組小説&漫画・イラスト 全234頁
 頒価:1,200円

■作品概要
 二匹の僧。
 上司と部下。
 ご本尊とお目付け役。
 同じ志を持つ無二の友。
 千年の間、連れ合った家族。

 それとも、あるいは。

 聖白蓮が魔界に、村紗・一輪が地底に封印された
 その時から再び彼女らの時が動き出すまでの千年。

 言葉にすれば短いそれは、果たしてどんな日々だったのか。
 苦しく楽しく悲しく寂しく、それでも諦めなかった
 その千年の間、寅丸星ナズーリンの間に
 何がありどんな日々を送っていたのか。

 29名の作家が切り取った、ふたりの何気ない日常がここに。

■作家一覧(敬称略)
○カラーイラスト
 一笛・おにぎり・鼻D・ふきだ
○モノクロイラスト
 3Hue・nukillizo・ぺこ・Pentamania
○小説
 枯辺日向・獅子山レオ彦・野田文七・保冷剤
 マムドルチァ・水之江めがね
○漫画
 青蛆・雨山電信・お紙・鬼頭りん・川沿いリバーサイド
 きしいぬ・銀寺・寂びたれ・じる・SAVE&MENU
 たけしば・テケえもん・のん・マルケー
○テーマ曲
 みどりラムネ
○編集
 きぃ


今回は、タイトル通り寅丸星ナズーリンが他の命蓮寺メンバーが封印されてきてから戻ってくる間どんなことしてたのか、28名の作家さん+自分が描いた合同誌になります。
例によって漫画ありイラストあり小説ありになってます(今回はCDは無いです)。
ご覧のとおり実力で言えば自分以外もう間違いないだろうという作家さんに手を貸していただいたので是非ご期待頂けたらばと思います。
いろんなアプローチで時間の変遷やそのもどかしさみたいなものを感じて頂けたらば幸いです。

頒布予定だったブックカバーについて

一部でお話していました、同時頒布する予定だったブックカバーですが
印字にミスが有り今回は頒布を見送ることにしました。
気にして頂いてた方は申し訳ありません。
委託サークルさんの幾つかにブックカバーを預かって頂き無料配布する予定ですので気になる方は是非お声がけください。
モノは良いので、模様とか気にしないよーって方は是非お手にとって頂けましたらば幸いです。
←オーダー
←現物

他はいい感じ。綿100%だそうで触り心地が結構良い。

無料です。これだけくださいもアリです。


委託サークルさんのこと

上記の通り委託を引き受けて頂いたサークルさんが多い為、どこに何が在るかここに整理して記載しようと思います。

委託サークル様  スペース番号  ふたりぼっち 成仏合同 ブックカバー さようなよならさ 他既刊
 オリビア  ト-58a -
 たけしばと不思議な仲間達  ハ-17a
 劇団文七  パ-14b - - - -
 unlockerfield  パ-28b - -
 Early Daze  プ-55b - - -

改めて弊サークルは幸せものだと感じ入る次第です。
夜の墓場で〜は多分たけしばさんの所にある分で最後になると思いますので、宜しければ是非。

書店委託のこと

現在見合わせておりますが、恐らく例によって完売することは無いと思いますので
pixivの【Booth】にてスペースをお借りし頒布しようかと思ってます。
Boothは年明け、ショップの準備ができ次第ご連絡します。
併せて書店委託も検討は進めてますのでTwitterや個々のブログなどを確認いただけたらと思います。
個人通販も続けますが、恐らくBooth使って頂ける方が手間なくていいんじゃないかなと思います。
カード使えますし。

そんな訳で、以上冬コミ告知でした。
今年の冬もご縁がありましたらば、どうぞよしなに。

新刊「ふたりぼっち」主催による新刊「ふたりぼっち」レビュー(?)

此処から先は若干のネタバレがあるかもしれません。

  • 購入を迷われてる方、
  • どんな作家さんが参加されてるのか知りたい方、
  • どうしてこの作家さんをお呼びしたのか気になる方

そんな方向けに、つらつらと書いてみようと思います。
なるべく作中のネタバレは廃しているつもりですが、
どんな雰囲気の作品が寄せられているのか
まっさらな気持ちで読みたい方は購入後見返して頂くほうがいいのではないかな、と思います。

以下、良いぜ来いよって方は下の「続きを読む」をクリックしてください。

※日付クリックして記事読んでると「続き」いきなり表示されちゃうみたいなので下に大きな余白作ってます。











































































押しましたね?
知りませんよ超長文ですよ。


さて、この合同誌は、寅丸星ナズーリン以外の命蓮寺メンバーが出てきません。
また、その前とその後で二人の何かが大きく変わったり、宝塔をなくすシーンが描かれてたりはしません。
あくまで日常であり、二人の空白とされている期間の生活とドラマを描いた合同誌です。
成仏合同よりはライトに、でも読み応えが在る作品を目指して作られています。
一作一作がよくあるテンプレに収まらないものが多く、
よく考えられていて、好みはあれどハズレは無いと思います。


そんな合同に寄稿してくださった作家さんについて、特設掲載順につらつらと書きました。
この本は何を目的としている本か、読み進めながら考えて頂けたらばとても嬉しいですが
別にそんなことしなくても全然構いません。


〜○〜カラーイラスト〜○〜

  • 一笛さん 非常に美しく、柔らかく、そして情報量の多いイラストを描かれる作家さん。成仏からご縁が始まったのですが、知識による掘り下げや解釈の多様さからあの一枚絵があることで本の解釈の広がりが凄いことになったと個人的に思っていまして今回も何卒是非にとお願いしました。作品解説のなされたあとがきと合わせて必見です。
  • おにぎりさん 実は今回お呼びした中では、一番最後にお声がけした作家さん。他の作品が揃いつつ在る中で、『この合同誌にもうひと押しした方がいい要素は…』と考えた結果、これ以上ない位ピタリとハマったのがおにぎりさんでした。プロスポーツで言うなら、助っ人外人枠。急遽スケジュールの厳しい中寄稿の依頼を受けて頂けたことに感謝しつつ、これだけジャストミートな作品を寄せて頂いた事に只々作家としての凄さを感じるばかり。
  • 鼻Dさん 成仏合同のご縁から、今回も寄稿して頂いた鼻Dさん。セクシーで少しアイロニカルな雰囲気が漂う画風で、サンプルでもその雰囲気が感じ取って頂けるのでは。最初提出して頂いたデータみた時の一番最初に湧いた感想が(いい匂いしそう)でした。二人の間に漂う雰囲気や距離感が絶妙で、いろんな妄想が膨らみます。そんな美しくて切ない一枚を寄稿して頂きました。
  • ふきださん レトロでどこか影のあるイラストを描き、また歴史にも造詣が深く独特の切り口を持ってる作家さんです。今回の枠の中でも、やはり「流石」なアプローチで一冊の中の世界観グッと広げてくださいました。

また、ふきださんは小説パートの装飾やブックカバー、表紙等のデザインにおいて多くの面で頼らせて頂き、またアイディアを授けて頂きました。この合同誌の影の功労者です。



〜○〜モノクロイラスト〜○〜

  • 3Hueさん 自分のpixivフォロー順で頭から3番目(偶然)にいるくらいずっとファンで、華やかさと静かさが一枚絵に凝縮できる凄い作家さんです。成仏に引き続き、華やかで静かな絵を寄稿して頂きました。データを頂いた時モノクロなのにこんなに肌で感じられるものかとゾクゾクしました。原稿と合わせて頂いたオマケは今僕のデスクトップの壁紙です。あの絵が印刷されてどんな風に形になるのか、とてもとても楽しみ。
  • nukillizoさん 昔のお坊さんが書や水墨画等で名を馳せてた人がいたように、世が世ならこのnukillizoさんもその中の一人になってたのでは、と思えるくらい聖的なベクトルでドキドキさせられる作家さん。成仏に続いて参加して頂いた作家さんの中の一人でもあります。nukillizoさんを合同誌にお呼びすることが、イコールその本にどういう意味をもたせたいと主催が考えてるかー…みたいな事がとてもわかり易いのでは、というくらい突き抜けてる作家さん。寄稿いただいた作品を眺めていると、胸の奥が静かになります。
  • ぺこさん(O54aおきたできた) 安心と信頼のkawaii職人のぺこさん。昔描かれてたナズーリンの「サッカーしようぜ」等画風と発想のが大好きで、スケジュール的にお忙しい中無理言って成仏に引き続き一枚描いて頂きました。今回のイラストは、二人の生活を通して読者自身の胸に問いかけてくるようなテーマを持った一枚。本全体においても良いスパイス役を担って頂いています。
  • Pentamaniaさん 恐らく自分や多くの日本の絵描きとは違う文脈、背景を持っている独特の切り口をお持ちの絵描きさん。少なくとも自分は『この絵pentamaniaさんっぽいな』って他の方の絵を観て思うことってまず無いです。鋭さ、光、緩急とコントラスト。いつもカッコ良いイラストを書かれてるのでpixivやdrawrを是非チェックして頂けたら幸い。今回寄稿して頂いた作品も、ナルホドそう来たかと膝を打つようなアプローチのイラストを寄稿いただいてます。素敵な星ナズです。

〜○〜小説〜○〜

  • 枯辺日向さん(プ55b Early Daze)以前枯辺さん主催の合同誌で挿絵を描かせて頂いた御縁から、成仏、そして今回と毎年一つはご一緒させて頂けています。時々ふっと金色の糸の刺繍を連想させるような華美な文体をお持ちの作家さんで、また作品としての試みも面白いものが非常に多く意欲的な創作をされています。お預かりしたお話も美しかったです。詩とか書いてくれないかなーと個人的に期待しています。
  • 獅子山レオ彦さん 成仏では最も反響のあった作品の一つだった【MURASA TRAVERSE!】の作者さん。キャラの一人ひとりが非常に活活としていて、且つ当たり前のように男前な幻想少女(?)に胸奪われた方多かったのでは。元々絵や漫画を描いてる主催が何で小説含めた合同誌企画したの?という問の答えの一つが『獅子山さんの小説が読める機会が余りにも少ないのでなんとか書いてもらえないか考えた結果がこれ』だったりします。
  • 野田文七さん(パ14b劇団文七) ご存知、キャラクターの体温や心音や息遣いをなぞる様な、非常にマッシブな文章を描かれることでお馴染みの野田さん。今回は色んな意味で胸が苦しくなるような作品を寄稿して頂きました。二人の間にある想いの底のコツンと音のする所ってこんな感じなのかしら…と読みながら考えてました。サンプルとは別に、過去のツイートで寄稿いただいた作品の粗筋を呟いてくださってるので合わせて要チェック!
  • 保冷剤さん 成仏の企画時に他の作家さんから紹介され偶然読んだ『核融号事件1』を読観終え一目惚れし、すぐにアレコレ手をつくしてコンタクト取ってから早一年半。今年も引き続き超ボリュームでお送りします笑いありドラマあり胸熱ありの保冷剤劇場。革命闘争はありませんが、それでも尚ファンの皆様のご期待を裏切ることは無いかと存じます。ええ、それはもう。あと、読み終えた時(こいつ…本当にやりやがった!)って思いました。
  • マムドルチァさん 『大人も読める児童書作家さん』みたいな印象を一方的に持っている、個人的に最も信頼できる作品を作る作家さんのお一人です。何気ない日常から激しい戦いまで独特の文体と豊富で丁寧な情報で切り取り描ける作風は今回の寄稿作でも健在で、もし手にとって頂けたならばサラッと流すんではなくなるだけ読み込んでほしいなぁと思ってたりします。

・水之江めがねさん めがねさんをお誘いした理由はただひとつ、めがねさんの描かれた『博麗の手帳』が素晴らしかったからです。今回の小テーマの一つが『日常を切り取る』ことだったので、長い時間常に伴った『食』をテーマにした作品が欲しい、出来ることならそれはめがねさんのご飯ネタが欲しい…!と思いお願いをしました。読みやすく良質な星ナズで、ひょっとしたら一番読み返すのはめがねさんの作品かもしれないと個人的には。



〜○〜漫画〜○〜

  • 青蛆さん(ト58aオリビア) ダイナミックで迫力のある力強い絵、そして繊細な心理描写とそれを描き出す独特のアプローチ、紡がれる空気。自分がまだ漫画描くことなんて考えもしなかった買い専の頃から大好きだった作家さん。今回寄稿して頂いた作品も存分に青蛆さんらしさが詰まってます。圧倒されたい方、是非。青蛆さんの新刊ついでに手にとって頂けたらば幸いです。
  • 雨山電信さん(ソ03a雨山電信社) 徹底したアナログの描き込み量、描かれるキャラクターのエr…健康美、あととても仏閣お詳しいこと等など、今回のコンセプトが固まった時点で絶対お誘いしようと心に決めていた雨山さん。この本の『深さ』を掘り下げて頂けないかとひっそり期待していましたし、その期待に見事に応えて頂いた作品を載せることが出来て主催はホクホクしてます。
  • お紙さん  夜雀食堂などの動画シリーズでも馴染みの方が多いであろうお紙さん。絵本のような画風ですが、その本質はどこまでもシリアス系の作家なのだなぁと個人的には思っています。今作も描かれている、単純な絵柄故に人の心の辛みとか悩みを感覚で伝えるあの感じは他では中々感じられない読後感を得られるので、是非動画でしかお紙さんを知らない方にも手にとって頂きたいなぁと思います。
  • 鬼頭りんさん 成仏合同でも抜群の存在感を放っていた鬼頭さん、今作も寄稿頂くことが出来ました。あのマッチョでイケメンで可愛らしい星さんが大好きで、鬼頭さんから参加OKのお返事を頂いた時点で心底『企画してよかった…!』ってなったのを覚えてます。この本の世界観の幅を広げるのに非常に強力な一作。鬼頭さんの洗練されたコメディ漫画、今回も素敵なものでしたので是非ご期待頂けたらばと思います。
  • 川沿いリバーサイドさん 話や切り口、画風を優先しがちな自分の嗜好の中でも、寄稿をお願いする作家さんを考える中で今回の【星ナズ】というテーマにドストライクだった中のお一人がこの川沿いさんでした。企画段階からこの本の軸を担われてる作家さんのお一人として考えていたので、他のゲスト等で描かれたお話を余り聞かなかったのでお声がけした時は不安でしたがOK頂けた時、そして原稿いただいた時は「あ、この合同イケてる本になるな」って思いました。
  • きしいぬさん きしいぬさんの描くイラストは、媚び媚びじゃないんですけど『わりと普段身近にいる女の子の日常的な様子にある日(あれ、こいつ実はめちゃくちゃ可愛いんじゃね…!?)を見出した時の衝撃を一枚絵に切り取るパワー』に満ちあふれていると個人的に思っていまして、どうにか生原稿を通じてそのパワーの秘密を探れないかと今回敢えて漫画をお願いしました。その秘密はまだ解読しきれてないですが、非常に良い資料であり、そしてとても切ない星ナズです。
  • 銀寺さん 「ナズーリンの耳にハーゲンダッツ流し込みたい」でお馴染みの銀寺さん。ナズクラスタとして真っ先にお声がけした中のお一人です。pixivや成仏の絵を拝見された方はご存知だと思うのですが非常に鮮やかな一枚絵を描かれるのですが、今回は是非にと漫画でお願いしました。寄稿頂いた漫画は絵もお話もとても美しいものでした(そしてナズーリンはひどい目に合わない)ので是非観ていただきたいなと思います。
  • 寂びたれさん 今回の企画段階において、OK頂けなかったらどうしようと最も不安だった作家さんのなかのお一人です。だれもが認める圧倒的星ナズ力をお持ちの作家さんで、緻密な絵柄を駆使しながら二人の距離感や個々の魅力を色んな角度で掘り下げられてます。今回は便宜上漫画枠にお名前を記載してますが、喩えるならイラストノベルという方が的確かもしれません。そういう事をやりたいと言って頂けたのは主催としては凄い嬉しかったですし、その意気込みが伝わるお話とイラストは共に素敵なものでした。サービスシーンもあるよ!
  • じるさん(ナ08bじるランド) 漫画作家としては母数の大きい東方二次創作界隈でも指折りの実力者だと個人的に思っているじるさん。『紡ぐ会話』と『描く距離』と『仕込むネタ』の巧みさが大好きで、じるさんの描く秘封の距離感が星ナズに当てはめたらどうなるんだろう、と考え出したら止まらなくなりそれまで全く面識がないにも関わらずどうにか何卒と凸してお願いをしました。今回寄稿頂いた作品もじるさんにしか描けない星ナズが繰り広げられてます。眼福。
  • SAVE&MENUさん 成仏でも参加して頂きましたSAVEさん。綺麗で独特の空気と間を描かれる作家さんで、作品を頂くのが特に楽しみだったお一人です。今回はファンタジックな様なシリアスな様なコミカルな様な、不思議な作品を2作寄稿して頂きました。いろんな読み方ができるお話なので、短いけれどきっと何度も繰り返し読みたくなるのでは、と思ってます。あと昨年の冬コミで発行された『消失する海と雪』が成仏合同とちょっとつながってる作品だけどそれ抜きでも素敵な作品だったのでせっかくなので宣伝。
  • たけしばさん(ハ17aたけしばと不思議な仲間達) 貴重な『ギャグ』や『ジョーク』を描ける作家であり、また歴史や宗教に幅広い知識を持っているたけしばさん。今作でも思う存分描いて頂きました。ネームでお腹痛くなるくらい笑いました。身内びいきとか抜きに。マジで。サンプルに載せたい笑えるページがあれ以外にも沢山あったので是非モノを見てほしいなぁと思います。たけしばさんのスペースにもふたりぼっちや成仏他うちの本置かせて頂いてます。是非是非。
  • テケえもんさん コメディやアクション、あと何気に考察や知識を盛り込む漫画を得意とされてる作家さんで、実は最初は【タメになるコメディ】枠でお呼びしていたテケさん。ただ何度もネームを見せて頂いて打ち合わせして(そういうの凄い嬉しい)、その結果凄いシリアスで綺麗な作品をお預かりすることが出来ました。この合同誌の寄稿作の中でも背骨の一つを担う作品です。
  • のんさん(ハ28a鵺箱) 買い専だったころからずっと追いかけてる、緻密で素敵な物語を描かれる作家さん。以前発行された短篇集2にて描かれてる二人が大好きで、またのんさんの描く星ナズが見れて一読者として幸せ。全国の星ナズファンが「そう、こういうのが良いんだよなぁ!」って叫びたくなるような星ナズをお預かりしています。もし購入を迷われてて会場で立ち読みするんだったらのんさんの作品読んでから決めてほしいと切に願います。
  • マルケーさん 温かみのあるイラストの印象が強いマルケーさん。一枚絵も勿論大好きなのですがpixivに上げられてる【ムラサ船長夢日記】を読んで以降マルケーさんの漫画にぞっこんでして、成仏同様、今回も漫画で参加して頂きました。寄稿頂いた作品は一コマ一コマが独立してイラストとしての味わいがあって、でもそれだけじゃない漫画巧者としてのマルケーさんの魅力が詰まってます。

〜○〜テーマ曲〜○〜

  • みどりラムネさん 成仏合同でもお世話になった音楽家さん。今回は合同誌のテーマ曲を寄せて頂きました。独特のみどりラムネワールドの中で渦巻く長い時の流れやチラリと光る哀愁、ドラマを感じられる素敵な曲を頂きました。特設にアップロードしてますので是非聞いて頂けたらと思います。

〜○〜編集〜○〜

  • きぃさん(パ28b unlockerfield)今回の本で組版・編集を担当し、はじめ一つ一つ書いてたらきりが無いくらいに弊誌に手をかけて頂きました。『あ、読みやすいな』とか『お、こここういう風にしたんだ』といった個々の作品ではなく本としての良さを感じられる要素があったら恐らくきぃさんの仕事です。本当に感謝してます。今回の委託サークルさんのうち合同の搬入量はこちらが一番多いので他のスペース訪ねて無かったらパ28b迄どうぞ。


今回の合同誌は細かい縛りが多く、作家さんにアレコレお願いをして作ってます。個人的には『縛りが多いほうが面白い物ができるのでは』と思ってるからなんですけど話をふられた作家さんからしたら面倒臭いことこの上なかったと思います。
それでも、これだけ素敵な作品が寄せられたのは一重に主催の我儘につきあってくれた作家さんの献身と努力と実力の賜物です。本当に感謝しています。




そんな恵まれた合同誌、もう一度特設貼っておきますのでサークルチェックに役立てて頂けたらと思います。


寅丸星ナズーリン空白の千年合同 ふたりぼっち】
特設はこちらから