『専門家の意見』

そういえば、最近は『専門家の意見』の適正さについてのツイートを度々目にします。
〇〇大学の先生はこう言っている、この先生はこうだ、その先生の言うことは信用できない、ウンヌンカンヌン。
でも結構先進的な科学を専門にしてる人は結構言うことがバラバラなことが多い。
それは適当なことを言ってるんじゃなくて、その人の専門の観点から観たらどうだって話だったりすることもあるので一概に言えないことがある。


今の旬とはちょっと離れるけれど、ついこの間までは多くの植物の生態化学の先生はこれまで赤い光だけあれば光合成するから赤色光だけ浴びせていれば問題なく生育する、といった論調が主だった。
実際、現在進んでいる野菜などの植物工場に用いられる明かりは赤色LEDがメインだったりする。
でも研究が進むに連れて他の色が花の開花の調節に必要だったり苦味成分を合成したり何だりかんだりで結局やっぱり太陽光すげえって話になってきてたり。

少なくとも今僕から言えるのは、専門の先生が言ってるから100%間違いない、みたいな話という考え方はまずいよ、ということ。
政府の発表も含め、自分なりに精査して、責任をもってその情報に従うということをしないと後々怖い目に合うのは自分。
後で『テレビで〇〇先生がこう言ってたから』と言ってもその先生は誰も助けてくれない訳です。
とは言え、中途半端に情報収集して偶然見かけたデータを程々に聴いて、それを疑うこと無く突っ込んでいくのもそれはそれで危ないのだけれどw


専門家は、一般と比べたらある程度そのことについて知っているけれど、どんな学問においても100%未知の領域のないジャンルは存在しないし、現在判明している一部の中身も全て正しく理解してるとは限らない。
ましてや、これまで定説と言われていたものがひっくり返ることもままある。


そういった「専門家も人間だよね」視点ってとても大事だと思うのですが、どうでしょう。


次のエントリは、先日旅行に行ってきたのでその時考えた事とか書けたらいいな。