コラーゲンを食べても美肌効果はない

テレビで女性向けの食べ物特集を放送してると大抵出てくるのが「コラーゲンたっぷりの〇〇」。


こういう内容だと必ず肌質が改善され、プリプリで瑞瑞しくなるかの様に言われているのはご存知のとおり。
けれど、コラーゲンを食べたからと言って特別そういった効能を持っているという事ではないのです。
なぜなら、消化器系を通る中で他のタンパク質と同様に分解・吸収されるから。
体内においてコラーゲンは分解されたものを利用・再合成してつくられるので、アミノ酸をきちんと補充していればコラーゲンは普通に合成されるもの。
勿論コラーゲンを多くとれば素材が増えるのでその合成量も増えるけれど、他のタンパク質も大体同じ比率分が合成されているので、その目的に適うわけではないのです。
マイナスイオンよりは良心的だけれど、あたかもコラーゲンに薬効レベルの効き目があるかのようにふれ回るのはやっぱり感心できない。
フニオチ。


「それだったら卵食べたり豆腐食べたりした方が効果があるよ」という話を大学の栄養化学の先生から聴いた事を、そういう番組を観てて思い出したので書いてみたり。
筆が進まないことからの逃避とも言うのですが。
何か機会があれば披露して『うわ何コイツ』な視線を集めてみてはどうでしょうか。
描いてた表紙絵のファイルが壊れてしまって、只でさえ遅れ気味の進捗状況があぁもうな現状です。
とはいえ泣いても笑ってもあと一週間。
精一杯踏ん張ります。


追記:コラーゲンは、食べた場合は前述の通りですが塗るのは少し効果があるらしいですよ。
   これも同じ先生の弁。
   あとこれは有名だけれど刺激を与えると合成が活性化されるそうな。
   なので合成を促したいところを引っ叩くと良いとか。