ここの使い方とPの話

自分のお絵かき配信観たことがある方はご存知かと思うのですが、大体絵を描くときの半分はPhotoshopによる加工なんですよね。
で、勿論なるべく一番いい形に持っていけるようには努力するんですが、加工して甲乙付けがたい奴とかもちょくちょく出てくるんですよね。
なのでそういう絵とかもここで供養してやれたらなぁ、とか考えてます。
あと、この一枚は何考えながら描いたのかとか、何処を観て欲しいか、とか何を込めたのか、とか。
絵に込めたコンセプトが割と上手く言葉に出来なかったりすることが度々あるので、その訓練も兼ねられたらいいな、と。


で、今回のことですが。
以前からHARVEST等でお世話になってるPLAYBOX PROJECT幹事の陸条さんのところで出している電子雑誌『P』の表紙をこの度描き下ろさせて頂きました。
まず最初に考えたのは、表紙をみたときにこの『P』は何のPなのか、ということ。
前々から主幹の条さん追いかけてる人なら多分『PLAYBOX』のP、あるいはその制作グループ『PLAYBOX PROJECT』のPなんだろうな、と察しがつくとおもうのですが(と言いつつ僕も直接聞いたわけではないのだけれど)。
自分の中で勝手に色々付け足しながらアイディアをふくらませていってました。

そうして出来上がったこの『P vol.2』の表紙。

直前まで試行錯誤してたので十分練りきれたかというと疑問も残るけれど、採用されたこの一枚は幾つか出したデザインの中で一番シンプルだった物で、同時に自分の中でも気に入ったもの。
今回のPが東日本大震災のチャリティ作品になるということで、大きな被害を出した波を連想するようなデザインにしました。
ただ、押し寄せてくるのが物を壊し洗い流すあの津波じゃなくて、色んな人(『P』eople)の(『P』ower)だったらいいな、という願いも込めてたりします。
そしてそれぞれが各々のペースでつまらない事を乗り越えて1つの方向へ進んでいく(『P』arallel,『P』arade)事を願っての一枚。
その前の打ち合わせからこの『P』という雑誌自体が色々な実験の場になるという話を聞いたので、これらの事は被災地に向けた話に限らずにそのまま何に対しても向けられるかな、って思いもある。
今回の地震に限らず色んな人が『何か面白いことをしたい』という想いが集まってパレードになればきっと色んなことがうまくいくはず。


うわー何いってんだろう。
やっぱり小っ恥ずかしいのでもうやらないかもしれない。
ちなみにこれは先述のとおり自分で納得出来るだけ練り切れてないようなきがしてるのでこれを踏襲しながらもvol.3ではもう少し違った形になる予定。